001 人生を3つの単語で表すとしたら

「人生を3つの単語で表すとしたら」

 

わたしは、どんな単語でそれを表すのだろう。

 

当然、3つの単語では表しきれない。

そもそも、深く考えたことなんてなかったから

この本のタイトルを見てわたしは

しばらく表紙とにらめっこをしていた。

 

3つ・・・

3つ・・・?

 

もともと優柔不断な性格もあって

余計に頭の中がぐるぐるとまとまらない。

 

 

「出会い」「別れ」「記憶」

 

 

しばらく考えて、この3つ。

後ろ向きなのか、何なのか・・・

人生は、出会いと別れを繰り返すもの。

たくさんの人やモノ、コトと出会い、別れていく。

 

それまで自分の人生と無関係だったはじめましての人が

友達になったり、先輩になったり上司になったり

大切な人になったり、忘れられない人になったり

自分の人生に参加してくる。

悲しいけれど、別れもある。

その別れに教えられることもある。

 

経験したすべてのことは、記憶され、

思いの強いものは

色々な感情をはらんだ

思い出となって蓄積される。

 

今まさに生きている、わたしの「人生」

 

平々凡々だけど、それなりに色々な感情と出会ってきて

ひとつひとつと向き合いながら日々を過ごしていて。

大きなドラマもないし、

他人から見れば何の面白みもない

ごく普通な日常の繰り返しかもしれないけど

それなりに大切な記憶で作られている。

 

「人生を3つの単語で表すとしたら」

 

この言葉に、ちょっと立ち止まって

後ろを見たり、前を見たり、足元を見たり。

そうしてひねり出した3つの単語。

 

きっと環境や立場が変わると

まったく違う3つが出てくるんだろう。

 

こんな風に

普段は意識していないことに対して

自分の中で定義づけや意味付けをしていく作業は

たまに大きな発見をさせてくれる。

 

さらっと当たり前に受け取っているものが

実はとてもしあわせなことだったりする

実はとても愛おしいものだったりする

 

わたしはすぐに忘れてしまうから

思いついた時に、思いついたことを。

気づいた時に、気づいたことを。

 

 

誰がみているかも分からないけれど。

「人生を3つの単語で表すとしたら」

どう答えますか?

 

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『幸せは、名もない一日につまっている。』

CW 岩崎俊一 岡本欣也 米田恵子

 

人生はそんな、名もない一日の積み重ね。